皆さま、こんにちは。 アジア振興事業協同組合の小林です。
今回はベトナムの介護施設について少し書かせて頂きたいと思います。
この写真の施設は、いわゆる日本の特養のような入居型の高齢者介護施設です。
ハノイから車で約1時間程度の閑静な郊外に位置しています。
中に入ると、このように1人部屋~4人部屋などがあり、ここで生活をしながら介護サービスを「日本式で」受けることができます。
ベトナムではそもそも「介護」という概念自体が
まだ浸透しておらず、こういった介護施設も
まだごく僅かしかありません。
ここに入居している方はベトナムの中でも一部の
富裕層の方々になります。
先ほど「日本式で」と書きましたが、何が日本式
なのか?という点ですが、
このように使用している設備や備品など
全て日本で使用しているものと同じものを使用しています。
ベトナムでは通常浴槽にお湯を貯めて
入浴する文化はありませんが、この施設には大きなお風呂もあり、ベッドや車いすから、おむつ、入れ歯に至るまで日本で使用しているものと同じものを使っています。
そして、当組合から日本へ来る実習生たちは、全員1ヵ月ここで実際に働きながらの実習を終えたのち、日本へ来ます。
まだ介護という概念がほとんどない国から来る技能実習生たち。
日本人でも仕事が合わずに辞めてしまう方もよくいると聞いています。
来日してから、本人達が入浴の介助、排泄の介助なんて想定していなかった!!となってしまったら大変です。
アジア振興事業協同組合から日本へ来るベトナム人技能実習生については、先にこのように施設で全員日本式介護施設での実習経験を経てから来日をしますので、ご安心ください。
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